SABO NEWS LETTER 第18号 1999/7/30
6.吹上浜砂の祭典開催について
吹上浜砂の祭典にさぼうランドを出展 !! 砂防事業の重要性をアピール




 7月29日から8月2日までの5日間、鹿児島県加世田市吹上浜で開かれる、「吹上浜砂の祭典」(主催:加世田市吹上浜砂の祭典実行委員会)に砂像などを出展し、砂防事業の重要性をアピールしています。

 この祭典は、日本三大砂丘の1つである吹上浜を舞台に、サンドクラフトを中心としたイベントを展開し、かけがえのない美しい自然を次世代に引き継ぐとともに、地球の環境保全を呼びかけようと昭和62年から開催されています。
砂像の制作や鑑賞、夕べのコンサートなど、夏のひとときを楽しみに全国各地から毎年多数の来場者があります。

 建設省では、平成8年度の第10回記念大会を契機に「砂」を共通課題とする砂防事業のアピール出展を行っています。

 今年度は九州地方建設局大隅工事事務所が主体となり、メイン砂像として「姶良カルデラと桜島(12m×12m×2m)」を、また砂防施設の紹介として「土石龍と砂防ダム(2.4m×2.4m×2.4m)」を28日までに制作し、桜島砂防事業の重要性をアピールしました。 途中台風5号の影響で砂像が崩壊し完成が危ぶまれましたが、無事間に合いました。

 今回の出展内容は以下のとおりです。

1.テーマ

   20世紀の鹿児島土砂災害


2.出展品「吹上浜さぼうランド」

(1).「姶良カルデラと桜島」
 鹿児島湾を形成する姶良カルデラと桜島をデフォルメしたもの。姶良カルデラには実際に水を溜めた。

 「砂防ダムの働きの紹介砂像」
 桜島で頻発する土石流を龍に置き換え、桜島の火口から龍が下流に向かって下りてくるところを砂防ダムでせき止める。
  
(2).パネル展示−鹿児島県内の20世紀に起こった土砂災害や山から海までの一貫した砂防事業の紹介

(3).ビデオ放映
桜島火山砂防対策の紹介と平成5年鹿児島土砂災害復興記録 
  
(4).実験装置デモンストレーション
降雨体験装置、土石流模型実験装置機能を紹介しながら実演した。


  また、砂像制作学生大会部門の最優秀賞には建設省河川局砂防部長賞が贈られ、本年度は川辺高校美術部が受賞されました。


    
(上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで)