SABO NEWS LETTER 第20号 1999/9/1
1.建設省砂防部長より



 拝啓 市町村長 様


 残暑御見舞い申し上げます。毎日暑い日が続いておりますがお変わりありませんか。

 8月も各地で集中豪雨があり、まさに災害列島日本といったところです。
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
災害といえば砂防とは関係ありませんが川の中の中州でキャンプをしていた人々が流された災害がありました。 いろいろマスコミは言っておりますが要は増水すると中州は水没するところという認識がなかったことに問題があると思います。

同じように土石流やがけ崩れの危険なところが住民によく知ってもらっているかというと少々心配なところがあります。 ぜひ土砂災害危険区域図を整備して、早急に住民の皆さんに知らせていただきたいと思います。

 話は変わりますが8月15日付日経新聞に、熊本県小国町長宮崎さんの話がでています。 「山あいの集落が放棄されて心配なのは治山・治水機能を維持しながら、あるいは生態系の循環を保持ながらうまく元の自然に戻るか」である。 まさに地域がなくなるとそれに影響される多くの区域も同じようにダメージを受けるわけです。その意味でも少々高齢化のすすむ中山間地域、集落が破壊されないように守る人がなくならないようにするべきではないでしょうか。

尚予算要求が決まりました。暮にむけて皆んなで頑張りましょう。



                        砂防部長 池谷 浩

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