SABO NEWS LETTER  No.27 2000/2/3


8. ベネズエラ災害復旧のための砂防専門家の派遣について



 昨年12月に発生した豪雨災害により多くの被害が出ているベネズエラの災害復旧のために、建設省は砂防関係の専門家チームを2月1日より約2週間の予定で派遣しました。

 ベネズエラでは、昨年12月11日より降り始めた豪雨により、政府の発表によると、死者5万人、行方不明者7千人、被災者33万人以上となっており、ベネズエラ史上最悪の被害と見られています。
 ベネズエラ政府は同国における今後の土砂災害被害を最小限に抑えるべく、日本へ砂防専門家の派遣を要請しました。それを受け、建設省は外務省と協議のもと、下記の4名の専門家の派遣を決定しました。

(団長) 反町 雄二〔土石流〕
建設省土木研究所砂防部砂防技術総括研究官
吉松 弘行〔斜面崩壊、地すべり〕
(財)砂防・地すべり技術センター斜面保全部長
鶴木 拓也〔土砂流出、警戒避難〕
神奈川県横須賀土木事務所急傾斜第2係主査
渡辺 正幸
JICA国際協力専門家

 今回の派遣の目的は、土石流及びがけ崩れにより著しい被害を被ったベネズエラ北部海岸地域において、二次災害の発生を防ぐための応急対策・緊急復旧計画の策定にかかる助言を行うことであります。


(上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで)