SABO NEWS LETTER  No.30 2000/4/5


3. 有珠山火山活動における対応について


 
 活発な火山活動を続け、噴火の恐れが強まっていた有珠山(732メートル)は3月31日午後1時10分ごろ23年ぶりに、有珠山西側の山ろくにおいて噴火しました。また、4月1日午後12頃には洞爺湖温泉街に近い金毘羅山西側山腹から、新たな噴火が始まっております。今回の噴火はマグマ水蒸気爆発とみられ、専門家は今後の火山活動に厳重な警戒を呼び掛けています。


1.政府及び本省、開発局等の体制について

(政府)
3/31 14:00  平成12年度 有珠山噴火非常災害対策本部設置
(本部長:国土庁長官)
平成12年度 有珠山噴火非常災害現地対策本部設置

(北海道開発局)
3/31 13:10 北海道開発局有珠山火山災害対策本部設置
(本部長:北海道開発局長)

(建設本省)
3/31 13:15 建設省有珠山火山噴火災害対策本部設置
(本部長:河川局長)

2.建設省砂防部の対応

3/29 午後 砂防部砂防課課長補佐を現地へ派遣
  31 14:00 政府調査団の一員として、砂防部長及び傾斜地保全課課長補佐を現地派遣
4/ 1 午前 土木研究所、砂防専門家2名を現地派遣
  2 午前 砂防部砂防課火山・土石流対策官を現地派遣



(上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで)