SABO NEWS LETTER  No.36 2000/8/8


5. .「平成12年度 地すべりがけ崩れ対策道県議会協議会  第一回総会・懇談会」開催される



1. 協議会設立の経緯等

(1) 昭和30年代後半の北陸本線の地すべりによる大災害等を契機として昭和40年に、新潟県議会議長等8県の議長により「地すべり災害県議会協議会」として設立。

(2) 以後、35年間の長きにわたり、地すべり、がけ崩れ対策の事業促進、制度の改正等について強力な運動を展開。
  現在、会員数35道県の議長が構成員となって活動している。

2. 開催日 平成12年7月25日(火) 於:都道府県会館

3. 懇談会の主な出席者等

(1) 本協議会会長の高橋新潟県議会議長等各道県議会議長、来賓として各道県の世話人国会議員、建設省からは、扇建設大臣、竹村河川局長、森砂防部長、近藤傾斜地保全課長、農林水産省からは、佐藤構造改善局次長、太田建設部長、本村防災課長、前田林野庁指導部長、亀井治山課長等の多数が参加。

(2) 扇建設大臣は、挨拶の中で、自ら三宅島・神津島・新島の現地に赴き、被害状況を視察したこと。また、昨年の広島県下の激甚な土砂災害の発生にかんがみ、新規事業や「土砂災害防止法」を制定したこと等を交え、地すべり、がけ崩れ等の土砂災害対策の重要性を強調されるとともに、参加者に対して、引き続きこれらの事業に対してのご支援、ご協力をお願いした。

4. 懇談会の議事内容等

懇談会では、地すべり対策事業及び急傾斜地崩壊対策事業の促進に関する討議が行われ、「土砂災害防止対策基本指針」の早期策定、基礎調査の財源の充実等を決議するとともに、建設省、農林水産省、林野庁からは、平成12年度当初予算、本年度の土砂災害の発生状況等の説明を行った。さらに、建設省から、「土砂災害防止法」の説明を行った。


(上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部傾斜地保全課まで)