SABO NEWS LETTER  No.37 2000/9/1


3. 三宅島噴火の被害状況と土砂災害対策





 三宅島では現在までに7月8日、14日、8月10日、13日、14日、18日、22日、29日に火山噴火が観測され、特に8月18日の噴火は、噴煙が上空8000mまで上がり、三宅島全体に火山灰が降りました。また、8月29日の噴火での降灰では麓の多いところでは10cmの火山灰が堆積しています。8月29日までの泥流の発生は、22箇所となっており、泥流警戒のため雨が予想されるときは島内全域に避難指示あるいは避難勧告がだされることになっています。

 建設省砂防部は、7月31日、8月29,30日に東京都と現地調査を実施し泥流対策として災害関連緊急事業を5箇所、約30億円を採択し東京都に対して技術的な支援を行うとともに、東京都が主催する「伊豆諸島土砂災害対策検討委員会(委員長:大久保 駿 (社)全国治水砂防協会理事長)」に土木研究所とともに参加し泥流の警戒避難に関する検討を行っています。





 (上記に関するお問い合わせは、建設省砂防部砂防課まで)