SABO NEWS LETTER  No.38 2000/9/27 


1. 建設省砂防部長より


 市町村長殿


 伊豆諸島の三宅島では、一部の方々を除き全島民が避難することとなり、私の自宅近く多摩ニュ−タウンにも多くの方々が来られました。到着された頃は、未だ暑く、支給される毛布では暑いことから、タオルケットの要請が有り、我が家からも何枚か提供させていただきました。

 
 東海地方の豪雨災害に関するテレビ報道を見ていましたら、各自が3日分の食料を持参して避難することを前提にして地域防災計画が組まれていたとのことです。

 
 何事も同様ですが、砂防関係の施設も、作ったら終り(出来たら安心)では有りません。
メンテナンスが必要なケ−スも有りますし,自然を甘く見ると痛い仕打ちに会うことになるかも知れません。

 
 警戒・避難等ソフト面の施策について、各地で検討いただく時に是非共お願いしたいことが有ります。自分の命を守る為に、自分達が有効に使える仕組みを、皆さんで良く考えていただきたいと思うのであります。
立派な機器を整備しても、いざという時に実際に使われなければ何にもなりません。よろしくお願い致します。


     
砂防部長 森 俊勇


部長挨拶 原版(80KB)