SABO NEWS LETTER  No.40 2000/11/22


7. 「土砂災害情報相互通報システム整備事業」について




 標記の「土砂災害情報相互通報システム整備事業」は、土砂災害から人命を守るため、平常時から災害時を通じて、土砂災害関連情報を住民と行政機関が相互通報するシステムを整備する事業として、平成12年度に創設されました。

〔事業の内容〕
 都道府県から市町村へ伝達された土砂災害関連情報の住民への伝達や、住民からの前兆現象の通報等の行政と住民が情報交換を行うための整備等を行う。

〔採択基準〕
 土砂災害関連情報について、市町村を通じて行う住民と都道府県との情報交換を推進するための土砂災害情報相互通報システム整備計画に基づき整備されるもので、以下に該当するもの


1 住民の警戒避難体制の確立に資するための土砂災害危険区域図の作成及び配布、通報装置の設置等、市町村を通じて行う都道府県から住民への情報提供に関するもの

2 住民から市町村を通じて都道府県への土砂災害情報の提供に必要なシステムの整備


 現在、各都道府県においては、本事業に関する今後の具体的な実施内容、施行の優先順位を含めた、整備計画等が検討されております。

 つきましては、各市町村におかれましても、行政と住民が一体となった推進する砂防事業である本事業の趣旨をご理解していただくとともに、積極的な事業の活用による一層の土砂災害防止・軽減への取り組みをお願いいたします。


なお、本事業に関する問い合わせは、各都道府県砂防担当課 及び、 建設省砂防部砂防課までお願いします。