SABO NEWS LETTER  No.45 2001/4/9 


1. 国土交通省砂防部長よりご挨拶



  市町村長殿


1. 新しい年度がスタートし、国土交通省採用の第一期生が入省してきました。
砂防部の組織として「砂防管理室」が新設され、伊澤室長が着任致しました。宜しくお願い致します。


2. 昨年公布された「土砂災害防止法」の政令、省令等全てが整い、法律の施行日である4月1日を迎えることができました。今日に至るまでの関係各位のご支援に改めて感謝申し上げます。
 新年度早々の4月4日、大臣から「社会資本整備審議会」に基本指針を諮問致しました。ご意見に基づき、早期に基本指針を定め、各都道府県が行う基礎調査が動き出すように取組んでいきたいと思います。


3. インドネシア共和国における砂防関係の技術協力がスタートしてから30年が経過致しました。そして平成13年度から新たなプロジェクトタイプの技術協力がスタートします。今回のプロジェクトの特色は、砂防を単なる防災面だけではなく、地域開発という観点から、総合的にマネージメントできるハイレベルの技術者の養成を行うため、ジョクジャカルタに在るガジャマダ大学との連携を行う点に有ります。
 30年間の実績をベースに、インドネシアの持続的発展に向け、取り組んで行きたいと思います。


4. 話を国内にもどしてみた場合、砂防を単に防災面からの評価に限定せず、地域開発計画の中に位置づけて考えることは、大変重要な視点であり、大いに取組んでほしいものです。


5. 土砂災害は、限られた国だけの問題では有りません。特に途上国においては貧困に追いうちをかける形で、土砂災害が発生し、その発展を阻害しています。砂防の技術は、多くの国々で必要とされているのであります。
 最近、「シニアボランティア」という言葉を見たり、聞いたりしている人が多いと思います。この制度は国際協力事業団(JICA)による長期派遣専門家の一種です。40〜69才の方で興味のある方は、砂防計画課の方にお問い合わせ下さい。


6. 砂防部の職員も、異動により新しいメンバーとなりました。前任者同様宜しくお願い致します。
  
             
                                    
国土交通省
                                      砂防部長 森 俊勇



部長挨拶 原版(95KB)