SABO NEWS LETTER  No.45  2001/4/9


7. インドネシア火山地域総合防災プロジェクト始まる



 平成13年2月25日〜3月3日にかけて、インドネシア火山地域総合防災プロジェクト実施協議調査団(団長:岡本正男国土交通省砂防部砂防計画課長)がインドネシア国に派遣されました。
 
 岡本団長とインドネシア居住・地域インフラ省スナルノ水資源総局長との間で、議定書が調印され、平成13年4月から新プロジェクトが開始されることとなりました。
 
 このプロジェクトは、地域住民レベルまで踏み込んだ、地域振興にも資する総合防災技術の普及を図るための技術移転・技術者育成、及び砂防事業の実施とともに警戒避難や防災施設の有効利活用を、地域住民の声を反映しながら進めるモデル事業を実施し、対策手法を確立することを目的としています。
 
 インドネシア国内の大学からの支援や住民・NGOとの連携等、これまでにない新しい試みや、広範囲にわたる活動計画等、その成果が大いに期待されるところです。
 
 プロジェクトは、ジャカルタから東方約500kmのジョクジャカルタ市内の砂防技術センターで主に実施されます。センターの近くにはボロブドゥール等の世界遺産が数多くあり、多くの日本人観光客が訪れるている場所です。
 

(上記に関するお問い合わせは、国土交通省砂防部砂防計画課まで)