SABO NEWS LETTER  No.47 2001/7/11 


1. 国土交通省砂防部長よりご挨拶



  市町村長殿


1.梅雨が明けないまま、夏のような暑い日が続いてます。私共は、朝の出勤で一汗掻いてしまいます。
 第151通常国会が終了し、世の中は7月に予定されている参議院議員選挙モードに切り替ったようです。
 平成14年度の概算要求は、選挙の関係も有り、8月10日頃に大枠が決定して、個別作業が始まる予定です。厳しく暑い夏になりそうです。


2.砂防関係事業に関する地方の支援組織の設立が相次いでいます。県議会では新潟県、静岡県、奈良県、富山県、島根県、石川県、長野県、福井県、大分県、山形県、の10県で組織化され、研修会の講師等で足を運ばせていただいています。
 また、市町村議会では、神通川上流域の2町村、四国山地を中心とした町村、そして手取川上流白山山麓の町村議会でそれぞれ砂防関係事業促進に向けた組織が動き出しています。
 地方分権の時代、また地域においてどの事業が必要なのかを、選択する時代になってきています。そのような中で、各地域において、砂防関係事業について議論いただける組織の設立が相次いでいることに対し、大変心強く感じておりますし、地方議会の方々と直接意見交換できる大変良い機会を与えていただいていることに感謝申し上げます。
 他地域において、類似の動きがある場合は、是非共、小生あて、ご一報下さい。


3.「土砂災害防止法」に基づく基本指針が、「社会資本整備審議会」の審議を経て、7月9日(月)に官報告示されました。これで、国レベルにおける全ての手続きが終了し、いよいよ、各都道府県における基礎調査等の作業が本格的に動き出すこととなります。本法の主旨をご理解いただき、人命災害の根絶に向け取り組んでいただくよう期待したいと思います。
 一方、一連の作業が終了するまでには数年はかかると思います。本年も含めその間の警戒・避難方策についても怠り無きよう宜しくお願い致します。


                                    
国土交通省
                                      砂防部長 森 俊勇



部長挨拶 原版(140KB)