6月末梅雨前線豪雨災害被害状況
建設省砂防部発表資料 7月7日19:00現在
更新7月12日18:30
6月30日に建設省に設置されていた「6月末梅雨前線豪雨災害対策本部」は7月8日13:30をもって解散となりました。
1.土砂災害発生状況(平成11年6月24日〜7月7日)
全国総括表
赤数字は前回更新時から変化のあったもの
発生件数 | 人的被害 | 建物被害(戸) | ||||||
発生している都道府県数 | 死者 | 行方不明者 | 負傷者 | 全壊 | 半壊 | 一部破損 | ||
土石流等 | 92 | 23 | 13 | 6 | 43 | 58 | 6 | |
地すべり | 45 | 16 | 1 | |||||
がけ崩れ | 447 | 31 | 12 | 19 | 16 | 19 | 121 | |
合計 | 584 | 36 | 25 | 25 | 59 | 77 | 128 |
○土石流等には今後、土石流発生につながる恐れのある渓岸崩落、河道埋塞等の発生件数を含む
参考:平成11年災害発生件数:1月1日〜7月7日現在(累計)
発生件数 | 人的被害 | 建物被害(戸) | ||||||
発生している都道府県数 | 死者 | 行方不明者 | 負傷者 | 全壊 | 半壊 | 一部破損 | ||
土石流等 | 98 | 19 | 13 | 6 | 43 | 58 | 5 | |
地すべり | 80 | 24 | 1 | |||||
がけ崩れ | 543 | 38 | 12 | 20 | 16 | 19 | 145 | |
合計 | 721 | 42 | 25 | 26 | 59 | 77 | 151 |
○土石流等には今後、土石流発生につながる恐れのある渓岸崩落、河道埋塞等の発生件数を含む
2.主な土砂災害
・長崎県壱岐郡芦辺町のがけ崩れで死者1名
・広島県で135件の土砂災害が発生 死者24名
広島市佐伯区のがけ崩れで障害児通園施設が被災 職員死者1名、負傷者3名
広島市安佐北区亀山大毛寺川左支川の土石流で6名被災、2名救出、死者4名
広島市安佐南区伴東安川左支川の土石流で死者1名
広島県呉市(吉浦東町、清水、的場)のがけ崩れで死者6名
3.建設省砂防部の対応について
25日 | 17:00 | 砂防課及び傾斜地保全課課長補佐から各地建および各都道府県へ警戒体制の喚起及び被害等のとりまとめの報告の依頼 | ||
29日 | 13:00 | 砂防課及び傾斜地保全課災害担当官から各地建及び各都道府県へ土砂災害への警戒体制の喚起 | ||
20:00 | 99年6月末梅雨前線豪雨土砂災害対策本部設置(本部長砂防部長) | |||
砂防部砂防課課長補佐及び土木研究所砂防研究室長等の広島県への現地派遣を決定 | ||||
21:30 | 砂防部傾斜地保全課課長補佐及び土木研究所砂防技術総括研究官他1名の広島県への現地派遣を決定 | |||
22:00 | 中国地建に対し、広島県より支援要請があった場合の支援体制を指示 | |||
30日 | 4:00 | 中国地建が広島市大毛寺川及び呉市吉浦東町に災害対策車を派遣し、現地画像の配信を開始 | ||
14:00 | 建設省砂防部長及び傾斜地保全課長、建設大臣の広島県現地視察に随行 | |||
7月2日 | 11:00 | 砂防課及び傾斜地保全課災害担当官から各地建及び各都道府県へ土砂災害の警戒体制の喚起 | ||
3日 | 9:00 | 砂防部長が国土政務官の広島県視察に随行 | ||
5日 | 13:00 | 土木研究所砂防部主任研究員等4名を広島災害現地へ調査のため派遣 | ||
18:00 | 北陸地建1名、沖縄総合事務局1名を支援のため広島県へ派遣 | |||
8日 | 13:30 | 「6月末梅雨前線豪雨災害対策本部」解散 |
4.本協会松下理事 広島地方視察される
7月1日、本協会松下忠洋理事(農林水産政務次官)は、関谷勝嗣建設大臣、池谷砂防部長、近藤傾斜地保全課長等とともに、山本林野庁長官、辻治山課長他と、広島地方の被災状況の視察をされた。 |
以上