砂防計画論 |
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著者 柿 徳市 A5判 214頁 (税抜)2,900円(税込)3,045円 |
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近年、土砂災害が著しく増加している。このような災害は再び繰り返さぬよう十分な土砂災害対策としての砂防事業を実施していくべきである。だが、一方で国の財政事情は厳しく、少ない予算で有効な砂防事業の遂行が要求されている。そのためには、多様化する土砂災害対応する適切な砂防計画が必要となる。また、社会的な行政需要を考慮し、かつ自然現象に的確に対応できる砂防計画論が待望されている。本書の著者は長年建設省で自論の「治水砂防工学」を 直接実践してこられ、退官後も砂防関係のコンサルタントとして、特に砂防計画を主に現地の指導にあたっている。本書は著者の砂防計画論を基に水系砂防と土石流対策砂防についてまとめたものである。本書が砂防関係技術者に広く読まれ、その読者によって、砂防事業が「最小の経費で、最大の効果」をあげる事業となるよう切望する。 |
序言 A 水系砂防計画論 B 土石流防御計画論 〈参考文献〉 第1章 水系砂防計画論 1−1 総論 1−2 計画生産土砂量 1−3 計画流出土砂量 1−4 計画許容流砂量 1−5 土砂生産抑制計画 1−6 流出土砂抑制計画 1−7 流出土砂調節計画 |
第2章 土石流対策計画論 2−1 総論 2−2 土石流発生危険渓流 2−3 計画降雨量と計画土石流量 2−4 土砂処理計画 2−5 ソフトな対策計画 第3章 砂防計画計算例 3−1 概説 3−2 水系砂防計画例 3−3 土石流対策砂防計画例 あとがき |