−よくわかる砂防百科 vol.2−
砂防協会の今昔

「砂防協会の今昔」は販売を終了しました。
   表 紙 本文より


著者:松林 正義
発行(社)全国治水砂防協会

 カラー A5判 73頁
価格:953円+消費税

 砂防協会は昭和10年、任意団体として発足して以来既に67年を経過し、協会構成の主体である市町村長さん方をはじめ関係の方々も、代替りが進んでいることもあって、折りに触れての故事に関するご質問や疑問にお答えしてきたことどもを、車中の暇つぶしのよすがにもと書き連ねてみました。
質問の中には会員以外の方からのものもありますが、その内の主なものは次のようなものであります。

・官公庁にはそれぞれ所管の外廓団体があるが、政府所管一般公共事業費の内で僅か三パーセント弱にしか過ぎない砂防関係費であるにもかかわらず、毎年の総会・大会には全国から、 常に1500名を超える参加者があり、特に市町村長自身の参加が目立つのは何故か。

・砂防協会は自前の立派な会館を都心の一等地に所有しているが、その資金の出所は。

・砂防会館には有力な政治家が(過去を含めて)テナントとして数多く入居しているが、その理由は。

・社団法人である砂防協会の年会費は1会員年額1万円の低額であり、毎年の決算での総収入に占める比率は三%以下の少額であるのはなぜか。

などであります。これらのことに触れながら砂防協会の生い立ちから現在に至るまでの経過を述べるとともに、併せて日本の砂防の越し方と現状、ならびに将来への展望についてご示唆を賜わりますよう願っております。


はじめに より抜粋

目 次

・ はじめに
・ 砂防とは
・ 稲作と砂防
・ 禿げ山を緑に
・ 砂防会館の環境と移り変わり
・ 協会の活動
・ 協会と政治家
・ 砂防協会の特色
・ 砂防会館ホール
・ 国際協力への支援
・ 年 譜