2005/11/28

TOPICS
2005台日土砂災害防治シンポジウムが開催される


 1989年以来、日本と台湾は砂防共同研究を続けております。この度、中華防災学会・行政院経済部中央地質調査所・花蓮縣政府が主催する「2005台日土砂災害防治シンポジウム」が、11月1日(火)、台湾省南投市において開催されました。日本から近藤浩一氏を団長とする調査団6名がこのシンポジウムに参加し、日本側から4課題、台湾側から7課題の調査・研究発表が行われました。
 シンポジウムに続いて、2005年7月に台湾屏東縣地方を襲った海棠台風(1800mm/3day)により引き起こされた大規模斜面崩壊地(藤枝林道大崩タン)や生態系工法を用いた砂防施設(林務局屏東林区管理管處管内及び水土保持局第四工程所管内)等を視察し、台湾における土砂災害防治対策について意見交換を行いました。詳細については砂防と治水169号(平成18年2月発行予定)で報告します。


「日本の砂防と課題」について基調講演する近藤浩一団長((財)砂防・地すべり技術センター 顧問) 大規模斜面崩壊地現場(林務局屏東林区管理處管内)を視察する日本調査団