2006/5/10

TOPICS
日・台砂防技術交流「防災・救災事業検討会」の実施


 (社)全国治水砂防協会では、砂防技術に関わる国際交流の一環として、台湾との技術交流を行っていますが、去る平成18年4月17日(月)から4月22日(土)の6日間に亘り、キョウ昶仁氏(台南縣消防局局長)を団長とする8名の日・台砂防技術交流調査団「防災・救災事業検討会」が来日し、日本の防災基本計画、防災業務計画及び砂防行政に関する講習会と現地研修を行いました。以下にその概要を報告いたします。

1.調査団構成
      団長 キョウ昶仁 台南縣消防局局長
          林謙哲 台南縣消防局防災企劃課課長
          莊亮倫 台南縣消防局救災救護指揮中心主任
          許永聖 台南縣工務局水利課課長
          謝正倫 中華防災學会理事長 兼 成功大學水利学科教授
          周士雄 長榮大學土地管理與開發學系副教授
          李心平 成功大學防災研究中心監測組組長
          會志民 長榮大學土地管理與開發學系助理教授

 2.講習会(於:砂防会館)
・「防災基本計画」 判田乾一(内閣府(防災担当)災害応急対策担当参事官補佐)
・「防災業務計画」 鈴木秀一(東京都建設局河川部防災課防災係長(課長補佐))
・「日本の砂防」 巖倉啓子(国土交通省砂防部砂防計画課課長補佐)

 3.現地研修
  (神奈川県)大涌沢地すべり対策、須沢土石流対策、早雲山地すべり対策
  (静岡県)沼津港津波対策施設(びゅうお)、静岡県防災局(東海地震対策)、静岡県土木部サイポス室(水防対策他)、静岡県地震防災センター
  (富士砂防事務所)災害対策室、岩樋、大沢扇状地、白糸の滝


津波の被害について説明を受ける一行(静岡県地震防災センター) 調査団一行