2006/6/20

TOPICS
「第1回 海外砂防セミナー及び現地視察」が行われる


 当協会では事業活動の一環として、国際交流にかかる活動を積極的に行ってきましたが、この度更なる活発化を目指すため、海外でのセミナー開催や砂防の現地視察を企画しました。その第1回目として、6月10日から17日までフランスで開催しました。
 参加者は、岡本正男(社)全国治水砂防協会常務理事を団長として、松下忠洋(社)斜面防災対策技術協会会長、田中実同副会長、藤平大(独)土木研究所主任研究員、寺島宗正長野県生坂村長、小木曽亮弌長野県根羽村長をはじめとして関係法人、砂防学会員等15人が参加しました。
 セミナーでは、日本側から岡本正男常務理事、藤平大(独)土木研究所主任研究員が日本の砂防について発表、フランス側からはRTM(山地修復庁)のJean-Pierre Requillart氏とCEMAGREF(農業環境工学研究所)のDidier Richard氏がフランスの砂防について発表し、その後活発な質疑応答を行いました。
 現地へは1910年代、フランス等ヨーロッパ各地を視察した池田圓男技師が設計した長野県牛伏川「フランス式階段工」のモデルとなったSanieres渓流や、Faucon渓流、Bourdoux渓流、Proche地すべり、La Valette地すべり等の現場に加えDraix山地流域試験場、世界最古の土木技術大学院にも訪問しました。
 CEMAGREFに(独)土木研究所から派遣されている山越隆雄主任研究員には大変お世話になりました。詳細については「砂防と治水」に掲載します。


日仏砂防セミナー Sanieres渓流上流部

Draix山地流域試験場(CEMAGREF)