2006/8/23

TOPICS
「2006台日砂防技術交流研討会」が開催される


 日本と台湾との砂防共同研究は、1989年から現在までの17年間にわたって継続しており、毎年相互訪問することによって現場に立脚した討議が続けられております。
 この度、行政院水土保持局・中華水土保持学会が共催して石門ダムの濁水対策を主テーマとする「2006台日砂防技術交流研討会」が、去る8月11日(金)、台湾省南投市(水土保持局会議室)において開催されました。この研討会に日本から水山高久団長(京都大学大学院農学研究科教授)をはじめ5名が主催者のお招きにより参加し、日本側から2課題、台湾側から3課題の調査・研究発表と活発な意見交換が行われました。また、研討会に先立ち、石門ダム上流域をはじめ寿豊渓、鳳林、鳳義坑(第6工程所管内、花蓮)、豊丘、上安(第三工程所管内、南投)等の現地を視察、台湾における土砂災害防治対策について意見交換を行いました。
 詳細については、砂防と治水173号(平成18年10月発行予定)で報告します。


「2006台日砂防技術交流研討会」開催風景
(於:行政院水土保持局会議室)
斜面崩壊と土石流を捕捉するスリット砂防堰堤
(大漢渓・蘇樂野渓)