2007/9/21

TOPICS
「第2回 海外砂防セミナー及び視察」をタイ王国で実施


 国際交流に係わる活動の一環として実施している「海外砂防セミナー及び視察」を今年はタイ王国で実施しました。9月9日から15日まで、松下忠洋団長(砂防協会理事)以下10名が参加。ナコーン・ラチャシーマー近郊の丘陵部では、森林開発による土壌浸食の状況と試験地での観測等を視察、ウトラディット付近の山間部では、昨年の大きな被害を出した土砂災害現場を視察するとともにタイ側と意見交換をしました。さらに、12日には砂防セミナーを開催。タイの行政機関、大学、マスコミ等約40名が参加しました。眞板秀二筑波大学准教授とコジット灌漑局長のコーディネートの下、日本側からは岡本正男砂防協会常務理事、向井啓司(財)砂防・地すべり技術センター技術課長、タイからはカセッサート大学森林研究所のニポン先生、ステップ先生が話題提供を行いました。両国のこれからの交流を確認しました。帰途、今回の現場視察及びセミナーの報告と提言をするため、日本大使館を訪問し山田公使等大使館の職員の方々にお会いしました。
 詳細については、砂防と治水180号(平成19年12月発行予定)で報告します。
災害現場調査(ウトラディット県) セミナー参加者による集合写真