2007/12/10

TOPICS
2007日台砂防技術交流
「土砂災害の監視・警戒避難と復興技術研討会」が行われる


 日本と台湾との砂防技術交流の一環として、「土砂災害の監視・警戒避難と復興技術研討会」を行うため、12月2日(日)から8日(土)まで、台湾から、行政院農業委員会水保持局第四工程所・李鎮洋所長を団長とする総勢8名の一行が来日した。
 砂防会館で、日本の砂防技術に関する情報の提供や両国の技術情報の交換を行った後、土石流対策の端緒となった山梨県西湖の現場、富士山大沢扇状地での土石流監視施設や由比の直轄地すべり現場を視察。さらに、平成11、14、15年と災害が続いた三重県の藤原岳周辺や、平成16年9月に死者・行方不明者7名を出した旧宮川村(現大台町)の災害現場、また明治時代、デ・レーケの指導で始まった菰野町の朝明川並びに伊勢神宮五十鈴川の砂防施設群を視察した。
 特に、今回は平成16年の旧宮川村災害を経験され、災害を通して得られた多くの教訓等について、当時の宮川村村長で現大台町尾上武義町長と会談できたことは意義深かった。
 詳細については、「砂防と治水181号」(平成20年2月発行予定)で報告します。

富士山の土石流監視施設
尾上大台町長を囲んで