2008/11/5

TOPICS
「第3回 海外砂防セミナー及び視察」をハワイで実施


 国際交流に係る活動の一環として実施している「海外砂防セミナー及び視察」を、今年はアメリカ合衆国のハワイで実施しました。10月19日から24日まで、荒牧重雄団長(東京大学名誉教授、平成19年赤木賞受賞)以下10名に参加していただきました。

 19日にハワイ島に着き、さっそく島の南に広がる、キラウエア火山からの溶岩が海まで流下する現地を視察しました。20日には、キラウエア火山山頂付近にあるハワイ火山観測所及び国立公園事務所を訪問し、火山地域の国立公園の安全確保等についての実態をお聞きしました。21日には、ハワイ郡防災事務所を訪ね災害対策本部施設内で、火山災害防止等についてのセミナーを開催しました。

 日本側からは、荒牧重雄東大名誉教授、安養寺信夫砂防・地すべり技術センター総合防災部長及び亀江幸二砂防協会技術顧問が話題提供し、ハワイ側からの現状報告をお聞きして、各般にわたる意見交換をしました。さらに22日には、マウイ島にあるハワイ大学のホートン教授を訪ね、ハワイ州における防災対策全般について有意義な意見交換をすることができました。

 詳細については、「砂防と治水186号」(平成20年12月発行予定)で報告します。
溶岩流現場調査(ハワイ島) セミナーの様子