2009/9/25

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国立江原大学校山林環境大学にて砂防の講義


 日韓両国は平成14年に「日韓土砂災害防止技術会議」を立ち上げ、交流を活発に行っている。当協会も積極的に支援している中で、当協会岡本正男理事長は、春川市にある韓国の国立江原大学校山林環境大学の招きにより、9月14日(月)、同大学の3年生を主体とした約40名の学生に「日本の土砂災害と対策」と題して講義を行った。当協会が発刊しているCD-ROM「土砂動態」を使い、映像を通して土石流等の土砂移動現象を説明し、これらの災害の特徴や実態、行政的な取り組みやハード・ソフト対策、そして最後に土砂災害防止法の紹介を行った。

 その後、春川市甘井里や西相里に施工された砂防堰堤や流木止めを、ソウル市においては、韓国砂防100年の歴史のスタートとなった郊外の山腹工施工地(1907年施工)及び清流復活で有名な清渓川を視察した。また、山林科学院で情報交換、今年1月に設立された特殊法人(韓国)砂防協会を訪問し今後の協力を確認し、16日(水)帰国した。


江原大学校山林環境大学での講義

砂防堰堤(春川市)

流木止め(春川市)

環境を考慮した砂防施設(春川市)

1907年山腹工施工地(ソウル市)