2009/9/29

TOPICS
シンポジウム 「安政の飛越地震(1858)から学ぶ」のパネリストに参加


 9月27日(日)、(財)立山カルデラ砂防博物館主催、国土交通省立山砂防事務所及び富山県が後援のシンポジウム 「安政の飛越地震(1858)から学ぶ」が富山市の富山国際会議場で開催され、当協会の岡本正男理事長がパネリストとして参加しました。

 中央防災会議・災害教訓の継承に関する専門調査委員会の下に、「1858飛越地震分科会」が設置され、語り継ぐ災害として飛越地震についての報告書が完成されたのを機に、その成果を県民に伝え、理解していただくとともに、今後の地震への備えや地域防災力の向上を期待して開かれました。

 報告書の執筆に携わった一人として、地震によって激変した常願寺川のその後の復旧・復興の足どりを、砂防事業を中心に、富山県から直轄に至る経緯や世界を代表する砂防事業が展開され、登録有形文化財・重要文化財等に多くの砂防施設が指定される砂防のメッカとなった今日までを報告し、この地震災害を通して、防災立国たるため多くの教訓を学んだが、それらを踏まえ、今後とも砂防の推進に努め、世界の砂防に貢献する必要性を訴えました。

 伊藤和明防災情報機構会長がコーディネーターを勤められ、100名近い県民の方々が会場に見え、質問や意見が飛び交い、有意義なシンポジウムになりました。