2009/11/10

TOPICS
「第4回 海外砂防セミナー及び視察」をオーストリアで実施


 国際交流に係る活動の一環として実施している「海外砂防セミナー及び視察」を、今年はオーストリアで実施しました。10月18日から24日まで、ご同行いただいた岐阜大学の木村正信教授をはじめ15名の方々にご参加いただきました。

 19日には、ザルツブルグの東にあるグムンデンにて、セミナーを開催した後、大規模な地すべり現場を視察しました。20日には、ザルツブルグ南西のブラムベルグの砂防の現場を視察してインスブルックへ移動し、21日には、西部のガルテュアにおける雪崩対策とレンゲンフェルドにおける歴史的砂防施設を視察しました。22日はインスブルックにおいてセミナーを開催しました。

 2回のセミナーにおいては、日本側から、三木洋一砂防フロンティア整備推進機構研究第一部長、安田勇次砂防・地すべり技術センター砂防部課長代理、及び亀江幸二砂防協会常務理事が、日本の砂防の歴史やハード・ソフト両面の対策について紹介しました。オーストリア側からはオーストリアにおける砂防の歴史と最近の取組みについて発表があり、有意義な情報交換をすることができました。

 詳細については、、「砂防と治水192号」(12月発行予定)で報告します。


グムンデンの地すべり現地視察の様子 セミナーの様子