2010/2/4

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シンポジウム「中山間地の防災を考える IN TOKAI」 開催のご案内

開催日  2010(平成22)年2月27日(土) 於:奥飛騨総合文化センター(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)


 土砂災害は、山地・丘陵や渓流など人間の生活と係わりのあるところではどこでも起こる可能性があり、平均すると年間約1,000件の土砂災害が発生している。さらに、近年、地球温暖化の影響により、時間100mmを超える豪雨の発生も増加するなど、各地で土砂災害の頻発が懸念されている。

 中でも、日本の国土の7割を占める中山間地と呼ばれる地域では、少子高齢化、核家族化により、土砂災害に対するリスクが増加する傾向にある。
 この中山間地の役割は、農産・林産・畜産・鉱物、水・電力・観光などの資源の供給地のみならず、人の手が入ることにより山地・農地・河川等の管理が自然になされ、下流域の防災面において役立っている。

 当該地域や下流の地域、更には下流平野部を土砂災害から守るためには、人が住みつづける中山間地の存続、活性化、上下流間の交流の活発化が重要である。そのためにも、地域の安全・安心な生活基盤を作ることは防災行政の責務であり、国土形成政策そのものである。

 そこで、東海地区を代表する温泉地である岐阜県高山市奥飛騨温泉郷において本シンポジウムを開催し、少子高齢化が進む中山間地において、砂防事業がどのように関与し、解決に寄与していくのかを考え、防災とまちづくりについて討論を行い、これからの観光地の地域振興のありかたなどを検討する。

 参加申込みは不要ですので、皆様お誘いあわせのうえ、多くの方にご来場いただきますようお願い申し上げます。




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テーマ 「住民協働で進めるまちづくりと防災」
開催日時 平成22年2月27日(土) 13:00〜16:00
会 場 奥飛騨総合文化センター(地図はコチラ
参加対象 一般住民、砂防・防災関係者
参加費 無料
主 催 (社)全国治水砂防協会、岐阜県砂防協会、全国治水砂防協会静岡県支部、愛知県治水砂防協会、三重県治水砂防協会
共 催 高山市
後援・協力 神通川水系砂防事務所、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、飛騨市、神通川水系砂防促進協力会、(NPO)神通砂防
企 画 (NPO)砂防広報センター

プログラム
(敬称略) 1.基調講演「住民協働で進めるまちづくりと防災を考える」
 高木朗義 (岐阜大学工学部教授)
2.パネルディスカッション
【コーディネーター】
 高木朗義 (岐阜大学工学部教授)
【パネリスト】
 三宅康幸 (信州大学理学部教授)
 野尻辰彦 ((社)奥飛騨温泉郷観光協会理事・会長)
 竹腰藤年 (NPO法人神通砂防理事長)
 沖本善邦 (たから流路工管理協議会会長)
 水野正樹 (神通川水系砂防事務所所長)
 小坂治重 (高山市役所上宝支所支所長) 

お問合せ先 (社)全国治水砂防協会 TEL(代): 03-3261-8386
岐阜県県土整備部砂防課 TEL: 058-272-8621
高山市基盤整備部維持課 TEL: 0577-35-3340