2010/7/16
TOPICS
綿貫会長が岩手・宮城内陸地震の復旧・復興状況を視察


 平成22年7月9日、当協会の綿貫民輔会長が岩手・宮城内陸地震の復旧・復興状況の視察を行いました。
 平成20年6月14日、午前8時43分に発生した岩手・宮城内陸地震は、岩手県及び宮城県に大きな被害をもたらしました。特に震源が山間部であったため山地で大規模な崩壊や地すべり、そして多くの天然ダムが形成されました。特に天然ダム決壊による二次災害が懸念されたため、知事の要請を受けて、国土交通省は発災後2日目には、直轄砂防災害関連緊急事業が採択され、天然ダム対策が着手されました。

 今回、その代表的な現場である小川原地区と湯浜地区で施工されている河道閉塞決壊防止のための渓流保全工を、そしてこの地震で最も大規模な地すべりであった荒砥沢地区で施工されている治山工事を視察しました。
 当時の災害の凄まじさとその対応のご苦労、そして大変厳しい条件の中で施工された、また今なお施工されている現場の様子を、担当者である東北地方整備局、東北森林管理局、宮城県からお聞きしました。
 現地でご案内いただいた佐藤勇栗原市長からは、迅速な対応を取られた国に対する感謝の気持ちに加えて、当時の様子とその後の復旧についてお話を伺うことができました。そして、まだまだ復興には多くの課題があることもお聞きしました。被災地の一日も早い復興を願っております。

 今回の視察に当たっては、宮城県砂防協会会長の村上英人蔵王町長をはじめ、関係の皆様には大変お世話になりました。有難うございました。

小川原地区

湯浜地区

湯浜地区

湯浜地区

荒砥沢地区

荒砥沢地区

湯浜地区にて現地職員の説明を受ける綿貫会長(右から2人目)