2010/11/18
TOPICS
綿貫会長が台湾高雄縣甲仙郷小林村等を視察


 平成22年11月14日から17日にかけて、当協会の綿貫民輔会長が、昨年8月の莫拉克台風(台風8号)により発生した深層崩壊で壊滅的被害を受けた小林村等の現地視察を行いました。
 台湾全土で700人以上の死者・行方不明者を出した莫拉克台風は、台湾中部・南部を中心に大規模な崩壊や土石流、地すべり等を引き起こし、また多くの天然ダムを形成しました。
 今回、その代表的な被災箇所である高雄縣甲仙郷小林村をはじめ、莫拉克台風により被災した現場や台湾で毎年のように土砂災害が発生している陳有蘭渓流域を視察しました。
 現地の行政担当者や大学研究者等から、災害当時の様子やその後の対応等をお聞きすることができ、いまだ復興がままならない現地の状況をつぶさに見ることができました。
 亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願います。

 今回の視察に当たり、台湾成功大学の謝正倫教授をはじめ、関係の皆様に大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。

陳志清南投縣副縣長の説明を受ける綿貫会長(陳有蘭渓支三部坑渓にて)

莫拉克台風により壊滅的被害を受けた小林村を視察する綿貫会長

小林村には180戸あまりの人家があったが、2戸だけが残った 土石流の被害を受けた小学校(高雄縣那瑪夏郷民族國民小学校)

位置図