2011/4/8

TOPICS
台湾から見舞金が贈られる


 当協会では、砂防技術の国際交流を推進しており、その一環として台湾とは、1989年以来、双方の合意に基づく現場に立脚した検討課題を取り決め、毎年相互訪問することによる砂防共同研究を実施しています。また昨年12月には、新たな協定の締結により、さらなる技術交流の展開が始まったところです。

 去る3月28日、台湾成功大学の謝正倫教授他1名が来日し、砂防会館において、謝教授から当協会岡本正男理事長に、先の東北地方太平洋沖地震による被害に対し、中華防災学会及び成功大学防災研究中心からお見舞い金と、震災の苦難に耐え復興に向けた励ましの意を込めた掛け軸が手渡されました。

 謝教授からは被災された方々へのお見舞いと、1999年に台湾で発生した集集大地震から復興した経験を活かし、復旧に向けての協力・支援を惜しまない旨の申し出がありました。また、岡本理事長からはお礼の言葉と、今後の日台のさらなる技術交流の推進についての話がありました。

 ご多忙の中、遠路お越しいただいた謝教授らはじめ、中華防災学会並びに成功大学防災研究中心の関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。

 なお、いただいたお見舞金につきましては、日本赤十字社を通じて、義捐金として被災地へ送らせていただきました。

岡本正男理事長(左)に見舞金と掛け軸を手渡す謝正倫成功大学教授(右)