2011/11/10
TOPICS
「国立成功大学防災研究センター創立15周年記念シンポジウム」
が開催される


 平成23年10月25日から2日間、台南市の国立成功大学防災研究センターで国立成功大学防災研究センター創立15周年記念シンポジウムが行われた。

 防災研究センターは、1996年7月31日、台風Herb(賀伯台風)により台湾中部の陳有蘭渓(濁水渓支川)等で大きな土砂災害が発生し、台湾国内で土砂災害防止の社会的要請が高まってきたことを契機に同年の10月に設立された。
 同センターは、現センター長である謝正倫教授を中心に、砂防協会が20年以上にわたって続けている日台砂防共同研究(台湾側:中華水土保持学会、中華防災学会)の推進にも大きな役割を果たしている。

 シンポジウムは日本、オーストリア、韓国、中国、インドネシアなどから土砂災害・洪水等の専門家を招いて3つのセッションに分かれて行われた。当協会から大久保駿相談役が招聘され、第2セッションで「How Japan Struggles against the Sediment-related Disasters(日本はどのように土砂災害に立ち向かっているか)」という表題の基調講演を行い、また、これに先立って行われた記念式典でも祝辞を述べた。
記念式典にて祝辞を述べる大久保相談役

シンポジウム参加者による集合写真