2012/3/30

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綿貫会長が新燃岳と雲仙普賢岳の火山砂防施行地を視察


 平成24年3月26日(月)から28日(水)にかけて、当協会綿貫民輔会長は、岡本正男理事長らとともに新燃岳及び雲仙・普賢岳を視察しました。

 昨年1月に噴火した新燃岳は、現在は小康状態を保つものの、噴火警戒レベルは3の状態であり、依然として緊張状態にあります。日高光浩高原町長から噴火後の経過や対策の説明を受けた後、国土交通省宮崎河川国道事務所の案内で、降灰の降雨による下流への流出を防ぐための除石や堰堤の嵩上げ等の対策がされている現場を見ました。ハード対策は言うに及ばずソフト対策についても直轄の素早い対応は、地域の支えとなっていることが、市町村長からの感謝の言葉でよくわかりました。
 直轄砂防への信頼感は、雲仙・普賢岳の現地でも同じでした。特に、今なお頂上にある溶岩ドームの再崩落の危険性を抱えていることから、国の総合的な技術力の提供継続を熱望する要望書が会長に渡されました。

 こうした市町村長の声を、宮崎県の河野知事・長崎県の中村知事に会って届けました。
 何といっても火山災害は長引くものであり、それを覚悟に「ピンチをチャンスに」と前向きに進んでいる新燃岳、そして、災害を克服し復興元気を国内外に発信している雲仙・普賢岳。地域の市町村長さん達に元気をもらいました。

 今回の視察では、国土交通省九州地方整備局河川部、宮崎河川国道事務所、雲仙復興事務所、宮崎県、長崎県、高原町、都城市、椎葉村、島原市、南島原市、雲仙市、ジオパーク推進連絡協議会、安中地区まちづくり協議会の皆様には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。


綿貫会長と河野宮崎県知事との会談 雲仙普賢岳災害復興現場で無人化施工機械を操作する綿貫会長