(社)全国治水砂防協会では、平成23年度の事業として、「大規模土砂災害に対する住民の安全確保に関するアンケート」を実施しました。本アンケートは、昨年9月の台風12号により紀伊半島を中心に発生したような大規模な土砂災害に対して、市町村が地域住民の安全を確保するために、どのような課題や問題点を抱えておられるかを抽出し、国及び都道府県の砂防担当部局等関係機関に要望・提言する等、今後の砂防協会の活動に活用させていただくために行ったものです。お忙しい中にもかかわらず、1,218の市町村(回答率87%)から回答をいただいており、皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
4月11日に、本アンケートの結果に基づく提言書を、当協会の岡本正男理事長より国土交通省砂防部の南哲行砂防部長にお渡しし、砂防関係事業の実施等への活用や課題の解決に向けてご尽力いただくようお願いしてまいりました。提言書の内容を下記に掲載いたします。
なお、本アンケートの結果については、「砂防と治水206号」(2012年4月号)に掲載する予定です。 |

南哲行砂防部長(右)に提言書を手渡す岡本正男理事長(左) |