2012/11/7

TOPICS
紀伊半島大水害被災地の視察と討論会を実施


 11月1日から3日にかけて、当協会の会員により、昨年9月の台風12号により大きな被害を受けた和歌山・奈良両県の現地視察と現地討論会を行いました。

 秋田県、宮城県、群馬県、新潟県、長野県、岐阜県、静岡県、大阪府、奈良県、和歌山県、島根県、徳島県、宮崎県、沖縄県から26名の市町村長等が参加し、和歌山県では那智勝浦町の内の川、新宮市の丸岡谷、桧杖谷、奈良県では五條市の赤谷、宇井の被災現場を視察しました。視察後、和歌山県では、田岡新宮市長、真砂田辺市長、寺本那智勝浦町長、国土交通省近畿地方整備局紀伊山地砂防事務所の桜井所長、久田和歌山県砂防課副課長ら、また奈良県では太田五條市長、更谷十津川村長、角谷野迫川村長、藤田京都大学防災研究所教授、桜井所長、水本奈良県砂防課長、永田奈良県深層崩壊対策室長らを囲んで討論会を行いました。
 
 参加した会員は、現場では一様に被害の甚大さを実感するとともに、討論会では市町村長にとって大変重要である災害に関する情報収集や警戒避難等について、議論が集中し、今回の災害で得た教訓等を今後どう活かして、地域住民の生命を災害から守るかについて情報交換を行いました。

 今回の視察では、国土交通省近畿地方整備局紀伊山地砂防事務所、和歌山県、奈良県をはじめ多くの関係機関にお世話になりました。ありがとうございました。

 詳細は、「砂防と治水210号」(2012年12月号)に掲載いたします。


現地職員の説明を熱心に聞く参加者
(和歌山県那智勝浦町市野々)
和歌山県那智勝浦町における
現地討論会の様子


河道閉塞箇所の現地視察
(奈良県五條市大塔町赤谷)
奈良県五條市における現地討論会の様子