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台湾地震 第二次土砂災害現地調査団の派遣について

1999(平成11)12月13日 (12月10日記者発表)



  9月21日未明に台湾中部で起きた地震は、震源地の南投県を中心に大きな被害を与えている。建物等の被害とともに大規模な土砂災害が発生しており、地震時の土砂による災害のみでなく、今後の降雨等による被害の拡大も懸念されている。
そこで、今回の災害の激甚さにかんがみ土砂災害の実態と今後の対応について調査・検討するため、(社)砂防学会、(社)日本地すべり学会と合同で、去る10月11日から17日にかけて調査団(第1次)を派遣したところである。この第1次調査団は、現象把握等が主体であったが、雨期等に備えて二次災害防止のための警戒避難体制および緊急対策工のあり方並びに恒久的対策等について、具体的検討を行う必要があるので、このたび第2次調査団を派遣するものである。


   1. 日  程 平成11年12月12日(日)〜18日(土)

2. 場  所 台湾 南投県およびその周辺

3.団 構 成

ふじた ひさお
 団 長 藤田 壽雄 (社)日本地すべり学会 前会長・理事
はやし せつお
林 拙郎 三重大学教授、(社)砂防学会 理事
つちや さとし
土屋 智 静岡大学教授、(社)砂防学会
やまだ たかし
山田 孝 建設省土木研究所砂防研究室 主任研究員
なかの まさあき
仲野 公章 兵庫県砂防課長
みやもと のぼる
宮本 登 (社)全国治水砂防協会 前事業本部長
おおくぼ しゅん
 総 括 大久保 駿 (社)全国治水砂防協会 理事長
こばやしひであき
小林 英昭 (社)全国治水砂防協会 技術顧問
いとう かずあき
 顧 問 伊藤 和明 文教大学 教授

4.調査内容 (1) 地震による地すべり、がけ崩れ、山腹崩壊等の分布・
規模および土砂災害の現状の整理
(2) 今後の崩壊等の拡大の見直しおよび降雨等による土砂
災害の影響の検討
(3) 雨期等に備え、二次災害防止のための、警戒避難体制
および緊急対策工のあり方、並びに恒久的対策等の検討

以上.

この内容に関するお問合せ先
(社)全国治水砂防協会
 
理事 宮内 俊和 技術顧問 小林 英昭

東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館
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