当協会では、平成24年度の事業として「天然ダム対応に関するアンケート」を実施しました。本アンケートは、過去に天然ダムの発生を経験し、それらへの対応を実施した8市町村(新潟県長岡市、宮崎県美郷町、岩手県一関市、宮城県栗原市、奈良県五條市、奈良県十津川村、奈良県野迫川村、和歌山県田辺市)を対象として、具体的な状況の把握とともに、市町村が住民の生命を守るために“何をすべきか”“どのような備えが必要か”といった課題を把握・整理するために実施しました。なお、本アンケート調査は、政策研究大学院大学「防災・復興・危機管理プログラム」の堀口楓太氏(埼玉県飯能市職員)と共同で実施しております。
お忙しい中にもかかわらず、8市町村全てから回答をいただいており、ご協力に心より感謝申し上げます。
4月10日に、本アンケートの結果に基づく提言書を、当協会の岡本正男理事長より国土交通省砂防部の大野宏之砂防部長にお渡しし、砂防関係事業の実施等への活用や課題の解決に向けてご尽力いただくようお願いしてまいりました。提言書の内容を下記に掲載いたします。
なお、本アンケートの結果については、「砂防と治水212号」(2013年4月号)に掲載する予定です。 |

大野宏之砂防部長(左側)に提言書を手渡す
岡本正男理事長(右側) |