2014/1/23
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シンポジウム「中山間地の防災を考える IN CHUGOKU
昔を学び、明日に伝える。〜中国地方の砂防〜」が開催される

 

 平成26年1月21日(火)、広島県広島市の「広島県民文化センター 多目的ホール」において、(一社)全国治水砂防協会並びに全国治水砂防協会広島県支部、全国治水砂防協会鳥取県支部、全国治水砂防協会島根県支部、全国治水砂防協会岡山県支部、全国治水砂防協会山口県支部の主催のもと、シンポジウム「中山間地の防災を考える IN CHUGOKU 昔を学び、明日に伝える。〜中国地方の砂防〜」を下記のとおり開催いたしました。

 脆弱な地質に覆われ、平野の少ない中国地方は、古くから山地と平野部を結ぶ中山間地において、土砂の移動をコントロールする「砂防」に取り組み、暮らしとなりわいを守ってきました。
今、過疎化や少子高齢化が急激にすすみ、地域の存続と活性化とともに、土砂災害対策が課題となっており、古からの「砂防」や災害の教訓を地域活性化や防災力向上に活かそうとしています。
また近年は、短時間記録的降雨の頻発により、土砂災害の多発化と、激甚化が進んでいます。
このような背景を踏まえ、中国地方における砂防の歴史を学ぶことの意義を広く発信するとともに、今後、どのような場面でその「学び」の機会を創出してゆくかについて議論するために、本シンポジウムを開催いたしました。

 当日は、中国地区各地の一般住民、防災担当者、学校関係者等276名の方々に参加していただき、熱気あふれる有意義なシンポジウムとなりました。多数のご参加ありがとうございました。

 
 会場の様子 海堀教授による基調講演 
 

詳細については、「砂防と治水217号」(平成26年2月発行予定)に掲載いたします。

 
 
   
プログラム(敬称略)
1.開会挨拶
 岡本 正男(一般社団法人全国治水砂防協会理事長)

2.基調講演
「中国地方の砂防〜果たしてきた役割とその価値〜」
 海堀 正博(広島大学大学院総合科学研究科教授) 

3.パネルディスカッション
【テーマ】
「昔を学び、明日に伝える。」
【コーディネーター】
 岡本 正男(一般社団法人全国治水砂防協会理事長,公益社団法人砂防学会会長)
【パネリスト】
住田 鉄也(広島県庄原市北自治振興区 顧問)
土佐岡 昌史(広島市立河内小学校 校長)
土肥徳之(堂々川ホタル同好会 事務局長)
勝丸 恭子(気象予報士・NHK広島放送局キャスター)
【プレゼンテーター】
銀 洋平(岡山県砂防ボランティア協会 副会長)
判野 充昌(山口県防災・砂防ボランティア協会 理事長)    
横山 ひとみ(鳥取県教育委員会スポーツ健康教育課 防災教育コーディネーター)
浜ア 正英(島根県砂防ボランティア協会 顧問)


4.閉会挨拶
平谷 裕宏(全国治水砂防協会広島県支部長、尾道市長)
※代読 尾道市副市長 郷力 和晴


【主 催】 (一社)全国治水砂防協会、全国治水砂防協会広島県支部、全国治水砂防協会鳥取県支部、
全国治水砂防協会島根県支部、全国治水砂防協会岡山県支部、全国治水砂防協会山口県支部
【共 催】 広島市
【後 援】 広島県、鳥取県、島根県、岡山県、山口県
【企 画】 特定非営利活動法人砂防広報センター