2014/11/10

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綿貫会長、広島市へ災害視察とお見舞い


 綿貫民輔会長は、11月7日、本年8月20日未明の豪雨により大規模な土砂災害が発生し、74名もの犠牲者を出した広島市の災害現場を視察するとともに、広島市役所を訪れ、災害に対するお見舞いを申し上げて来ました。 広島市役所では、松井一實市長をはじめ、西藤公司副市長、荒本徹哉副市長等と面会し、綿貫会長からお見舞金を渡すとともに、災害の状況や今後の復旧、復興などについて説明を受けました。

 災害現場では、最初に最も多くの犠牲者が出た、広島市安佐南区八木三丁目を訪れ、綿貫会長が犠牲になられた方々に対して献花を行いました。 その後、国土交通省中国地方整備局の阿部徹河川部長及び植田彰太田川河川事務所長、広島県児玉好史土木局長及び出来谷規人砂防課長等から、狭く勾配の急な地域に大量の土砂と大きな岩塊が流出した実態と復旧に向けての多くの課題などについて説明を受けました。 また、緊急の対策として太田川河川事務所が進める、強靭ワイヤーネットの設置状況を視察するとともに、中国地方整備局のみならず近隣の整備局から集まった、テックフォースの活躍についても説明を受けました。

 次に、隣接した八木四丁目と八丁目の被災状況を視察した後、安佐南区大町地区で既設砂防堰堤が土石流を捕捉した、大町7号砂防堰堤の状況を視察しました。 狭隘な谷の下流部に多くの人家が密集する地域で、その上流に建設された砂防堰堤が見事に土砂を捕捉し、被害を未然に防いだ状況が確認できました。

 未明の集中豪雨による災害への対応の難しさと、急勾配な谷出口での土石流の力の大きさを実感するとともに、住民がそういった危険性を把握していなかったという課題の大きさも強く感じました。 広島県としても、土砂災害警戒区域、特別警戒区域の指定を一層促進するとともに、砂防堰堤等の整備にも力を注ぐ旨の決意を語られました。

     
 八木3丁目にて献花を行った綿貫会長  八木三丁目の被災状況  綿貫会長と広島市松井市長