2015/10/26

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第4回砂防現地視察と討論会を実施

〜全国から26名の市町村長が参加して立山の砂防を体験〜


 
  
 
 立山カルデラ砂防博物館前にて

  10月8日〜9日、当協会の会員市町村長を対象に第4回砂防現地視察と討論会を開催しました。

 今回は、100年以上の歴史のある立山の砂防事業を視察し、先人の治水上砂防への取り組みや、建設後50年以上を経て地域の宝・文化遺産としても評価されつつある砂防施設と地域との係りについて討論会を開催しました。

 参加市町村長等は岩手県から熊本県に至る24名で、富山県が世界文化遺産登録を目指す立山の砂防事業への理解を深めていただくため、常願寺川中流に位置する国の登録有形文化財に指定されている本宮砂防堰堤、立山砂防カルデラ博物館を見学後、宿泊地の立山町ホテルグリーンビュー立山において討論会を行いました。
 
 2日目は立山砂防事務所の専用軌道(トロッコ列車)を使って、全長約18km、標高差640m、スイッチバック38段の軌道を2時間近くかけて上り、国の重要文化財に指定されている白岩砂防堰堤、立山カルデラ内の鳶崩れ等の崩壊地、跡津川断層などを視察しました。
 
 今回の現地視察と討論会では国土交通省北陸地方整備局立山砂防事務所、富山県土木部砂防課、立山町の皆様に大変お世話になりました。 ここに御礼申し上げます。
    詳細は砂防と治水228号(2015.12月号)に掲載予定です。

   
本田孝夫立山カルデラ砂防博物館 館長から説明を受ける参加者  挨拶される伊東尚志 富山県上市町長(富山県支部長)
左に西山幸治 国土交通省砂防部長 
 

   
  立山砂防専用軌道のトロッコ前にて  長井隆幸 立山砂防事務所長より現場説明(白岩砂防堰堤袖部上)

 
 六九谷展望台からの立山カルデラ展望