2016/9/12

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綿貫会長、熊本地震被災地視察とお見舞い


 綿貫民輔会長は、8月24日から25日にかけて、本年4月14日M6.5の前震と同月16日M7.3の本震により土砂災害を含めて50名の方が亡くなり、重傷者が683名、全壊家屋が8,116戸、半壊家屋が28,416戸(警察庁発表:平成28年8月15日現在)という甚大な被害が発生した熊本県阿蘇市、益城町、南阿蘇村、西原村の災害現場を視察するとともに、各役所を訪れ、災害に対するお見舞いと5月10日の砂防協会理事会で採択した「熊本地震による土砂災害を踏まえた緊急提言」の実現を石井国土交通大臣に要請した経緯、並びに提言に基づく協会の全面的な支援を伝えました。

 お会いした佐藤義興・阿蘇市長、西村博則・益城町長、長野敏也・南阿蘇村長そして日置和彦・西原村長は、異口同音に二次災害による被害防止の取り組みと今後の復旧・復興に向けての決意、そして国や県に対する支援に感謝の気持ちを述べられました。特に、甚大な被害に対する今後の対策に向けて直轄事業に対する期待が大きいと感じました。

 災害現場では、地震により倒壊した多くの家屋に心を痛めながら、南阿蘇村の火の鳥温泉地区、阿蘇大橋、高野台地区、立野地区、西原村の大切畑地区等を視察しました。阿蘇大橋の大規模崩壊現場では、直轄砂防事業で取り組まれ、無人化施工等の最新技術を駆使しての懸命な工事が展開されていました。また、阿蘇の山並みには数多くのの崩壊地やクラックが見られ、地域の安全を確保するためには今後の二次災害対策はもちろん恒久的な対策が急がれます。

 今回の視察とお見舞いでは、熊本県治水砂防協会会長の西川裕・津奈木町長をはじめ国土交通省九州地方整備局、熊本県、阿蘇市、益城町、南阿蘇村、西原村の関係者の皆様には大変お世話になりました。

     
 綿貫会長と佐藤阿蘇市長
 綿貫会長と西村益城町長  綿貫会長と日置西原村長
     
 綿貫会長と長野南阿蘇村長
 阿蘇大橋  阿蘇大橋