2018/11/26

TOPICS
綿貫会長、被災地視察とお見舞い
− 平成30年7月豪雨、北海道胆振東部地震 −


 (7月豪雨)
 綿貫民輔会長は10月31日から11月2日にかけて、本年7月6日から7日に発生した「平成30年7月豪雨」(土砂災害による死者119名)により甚大な被害を受けた、愛媛県宇和島市、広島県広島市、呉市、東広島市、三原市、熊野町、坂町の災害現場を視察するとともに、各役所を訪れ、災害に対するお見舞いと8月1日に「平成30年7月豪雨による大規模土砂災害を踏まえた緊急提言」を石井国土交通大臣に要請した経緯、並びに協会の全面的な支援を伝えました。
 お会いした岡原文彰・宇和島市長、松井一實・広島市長、新原芳明・呉市長、松尾祐介・東広島市副市長、天満祥典・三原市長、三村裕史・熊野町長、吉田隆行・坂町長は、今後の復旧・復興に向けての決意、国や県の支援に対する感謝の気持ちとともに、住民に避難行動を起こさせることの難しさを述べられました。また、甚大な被害に対する今後の対策に向けて直轄事業に対する期待を述べておられました。

 災害現場では、土砂により倒壊した多くの家屋に心を痛めながら、宇和島市玉津、呉市天応、熊野町川角、広島市矢野東、海田町三迫川を視察しました。
海田町三迫川では、砂防堰堤が土石流をしっかりと捕捉し、下流の住宅地を被害から守った姿を確認することができました。

(北海道胆振東部地震)
 また、11月14日から15日にかけて、本年9月6日に発生したM6.7の地震により土砂災害を含め36名の方が亡くなった、北海道厚真町の災害現場を視察するとともに、町役場を訪れお見舞いと協会の全面的な支援を伝えました。宮坂厚真町長は、「未明に発生した一瞬のできごとにより甚大な被害を受けたが、国や道の力を借りながら、町を立て直していく」と力強く復旧・復興に向けての決意を述べておられました。

災害現場は、地震により1.5kmにわたり斜面が崩壊した吉野地区、完成したばかりの浄水場が被災し町全体が断水した富里地区、大規模河道閉塞が発生した厚真川水系日高幌内川を視察しました。それぞれの現場では、早期復旧に向けて懸命に工事が展開されていました。

今年は、全国で3,000件を超える激甚な土砂災害が発生しました。今回訪れた各市長、町長のみなさんは一様に「迅速な災害復旧はもちろん必要だが、災害を予防するためのハード整備の予算確保が極めて重要」と述べておられました。
協会としても、会員市町村の皆様と力を合わせて、予算確保に向け各方面に力強く働きかけをしてまいります。 

 今回の視察とお見舞いでは、国土交通省中国地方整備局、北海道開発局、愛媛県、広島県、北海道、愛媛県宇和島市、広島県広島市、呉市、東広島市、三原市、熊野町、坂町、北海道厚真町の関係者の皆様には大変お世話になりました。
       
綿貫会長と岡原宇和島市長 綿貫会長と新原呉市長(中)  綿貫会長と三村熊野町長 綿貫会長と松井広島市長
       
綿貫会長と吉田坂町長 綿貫会長と松尾東広島副市長 綿貫会長と天満三原市長  綿貫会長と宮坂厚真町長 
       
 熊野町川角 厚真町日高幌内川大規模河道閉塞