新年のごあいさつ


2002(平成14)年1月
(社)全国治水砂防協会

理事長 大久保 駿
 新年明けましておめでとうございます。皆様には、清新なお気持ちで新年を迎えられたことでしょう。

 昨年も砂防協会のホームページにたくさんの方々にお出で頂きましたこと、心より御礼申し上げます。 2年半前の1999年6月に開設して以来、50,000件に達しようかというアクセスがございました。 毎月1,700件前後の数字となります。 たくさんの方々がこうして私たちのホームページを訪問していただいていると言うことに、大きな喜びと、それ以上に内容の充実への気持ちの引き締めを感じるものであります。 最新情報の掲載などにさらに工夫をしていく所存でございます。皆様方のご提案、ご意見などお寄せいただければ幸いであります。

 さて、昨年は土砂災害が比較的少なく、総じて平穏であったと思うのですが、三宅島では火山ガスのため全島民が今もなお島外避難を続けています。 不便な生活を続けられている住民の方々に一時も早く帰島出来るよう願わずにはおれません。 一方、この間も島では泥流の恐れが続き、防災関係者は住民の帰島に向けて悪条件の中、泥流対策に真剣に取り組んでおられます。 この方々の苦労も大変なものと思います。

 土砂災害は大変悲惨なものであることをつくづく感じるわけですが、これを防ぐ仕事もまた、大変なものであるということに思いを致したいと思うのです。 今や国際語と言われる
"SABO"が、実は肝心の我が国ではまだあまり広く知られていないのではないかと思うのです。 我が国で何故"砂防"が必要であるかと言うことを、わかりやすく、広く、継続して伝えていかなければならないと思います。 このホームページでも、いろいろ工夫をしながら"砂防"を伝えて行きたいと思っています。

 本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。