2004/03/29

TOPICS
全国治水砂防促進大会開催される
〜活動方針・大会決議を採択〜
 

全国治水砂防協会促進大会:2003(平成15)年12月2日(火) 於:砂防会館別館 利根会議室


 
 本協会では、平成16年度予算編成に向けて、砂防関係事業の新規施策の実現と重点投資、配分が行われるように、中央、地方を通じて活発な活動を行って参りましたが、その集大成ともいえる「全国治水砂防促進大会」を12月2日午前11時より、砂防会館シェーンバッハ・サボー「利根」で開催いたしました。

 当日は、会員等約2,000名の出席のもと、衆・参の国会議員を始め、国土交通省関係者等多数のご出席をいただきました。

 最初に綿貫会長が挨拶を行い議長席に着き、林幹雄国土交通副大臣から祝辞をいただきました。次に、会員代表者として、熊本県水俣市長・江口隆一氏、石川県石川郡白峰村長・永井隆一氏の両名が意見発表されました。江口氏からは、本年7月の梅雨前線豪雨で観測史上例のない集中豪雨により、19名の犠牲者を出した激甚な土石流災害の実情と防災意識の向上、警戒避難体制など防災体制の見直しなどについて報告、被災地域などには、雨量計などの観測機器や監視カメラの設置を行い、異常時には迅速に住民に周知できるよう、熊本県と連携して監視システムを構築して運用し、監視体制を維持していくことの決意、また、安全なふるさとづくりを進めていくためには、人命を守る砂防関係事業を、砂防えん堤等の施設整備によるハード対策と、警戒・避難を中心とするソフト対策をあわせて推進し、今後一層砂防関係事業の推進が必要であるとの痛切な願いを、また、永井氏からは、昭和9年に発生した手取川流域の大災害時の状況と、砂防施設の整備により、その後の同規模の災害時でも砂防えん堤の整備された箇所は被害が少なく、いかに砂防関係施設の整備が住民の生命、財産を守るために有効であるかについて、また、まだまだ危険箇所が多く残されているにもかかわらず、地域の住民皆さんが施設整備と維持管理の必要性を忘れがちであること。加えて、市町村合併による広域行政となっても、確実に事業を推進するための周知活動と支援体制の新たな展開や取り組みが必要性であることの意見が述べられました。

 その後、服部副会長より今後の活動方針並びに大会決議を発表し、満場一致で採択されました。

 会員を始め、国会議員、来賓等多数の方々のご出席により、本大会が盛会裏に開催することが出来ましたことを衷心より感謝申し上げます。




ご臨席国会議員
※ ご出席順 (衆)衆議院議員,(参)参議院議員

綿貫 民輔(衆) 林  幹雄(衆) 山下 善彦(参) 田村 憲久(衆)

松山 政司(参) 加治屋義人(参) 小斉平敏文(参) 岡本 芳郎(衆)

武田 良太(衆) 後藤 茂之(衆) 葉梨 康弘(衆) 山下 英利(参)

江崎 鐵磨(衆) 竹下  亘(衆) 中野  清(衆) 園田 博之(衆)

山本 明彦(衆) 山本  拓(衆) 西銘恒三郎(衆) 大江 康弘(参)

中馬 弘毅(衆) 木  毅(衆) 野上浩太郎(参) 世耕 弘成(参)

奥野 信亮(衆) 岩城 光英(参) 森田  一(衆) 古川 貞久(衆)

岩永 峯一(衆) 小坂 憲次(衆) 森山  裕(参) 井上 義久(衆)

宇野  治(衆) 後藤 博子(参) 大野つや子(参) 佐藤 雄平(参)

金田 勝年(参) 谷本 龍哉(衆) 河井 克行(衆) 左藤  章(衆)

大村 秀章(衆) 谷川 弥一(衆) 狩野  安(参) 西  博義(衆)

永岡 洋治(衆) 宮腰 光寛(衆) 植竹 繁雄(衆) 北村 誠吾(衆)

衛藤征士郎(衆) 北川 知克(衆) 斉藤斗志二(衆) 佐藤  錬(衆)

鈴木 淳司(衆) 中山 泰秀(衆) 松宮  勲(衆) 若林 正俊(参)

山本 有二(衆) 木村 太郎(衆) 西村 明宏(衆) 岸  宏一(参)


なお促進大会に関する詳細は「砂防と治水」156号(平成16年2月号)に掲載いたします。