2004/05/25

TOPICS
ネパール自然災害軽減支援プロジェクト(DMSP)に参加して
(Disaster Mitigation Support Programme Project)


 洪水や土砂災害による自然災害からネパールを守ろうと、1991年から日本が技術協力を行っています。今年度はその最終年度にあたるので、プロジェクトの最終評価調査団の一員として、3月3日から13日まで当協会の技術顧問岡本正男(1998年から1999年まで長期専門家としてネパール在)が参加しました。

 技術移転の目標は、ネパール政府および地域社会の洪水や土砂災害への対応能力が強化されることです。

そのために、
・ 住民参加型防災活動等を通じて、ネパールの地域特性に応じた防災対策や工法が構築される
・ 災害に速やかに対応できるようなシステムおよび適正な工法が構築される
・ 災害情報および防災技術の共有化が促進される
・ 政府および地域住民の防災に関する意識が高まる
ことを目的に活動を行ってきました。

 ネパールと日本のお互いの良い協力関係にお互いの努力が積み重ねられ、若干の課題を残すものの素晴らしい成果が根付いていました。

技術協力によって作られた砂防堰堤(カトマンズ郊外) 地すべり活動で生じた滑落による段差・家の土台が下がっている(カトマンズ・バグマティ川流域)
元気に遊ぶネパールの子供たち(カトマンズ郡ダハチョーク村)