2004/06/11

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台湾から調査団訪日


 台湾は日本と同じように、厳しい地形と脆弱な地質に加え、台風や集中豪雨により毎年多くの土砂災害を受けています。台湾と当協会の砂防技術交流は15年以上前から行っており、今回は、5月31日から6月6日まで、中華水土保持学会の常務理事で中興大学の林信輝教授を団長とする11名の調査団が来日しました。目的は、台湾で近年開始されている土砂災害監視システムと、台湾でも問題になっている環境への配慮の日本での現状の視察と意見交換でした。富士山(富士宮市)と滑川(長野県上松町)の土石流監視システム、地付山(長野市)の地すべり監視システム、湯舟川(中津川市)の魚道、島田川(長野県山口村)の自然工法、牛伏川(松本市)のフランス式階段工等を視察しました。

調査団一行(富士砂防事務所前) 滑川第1号砂防堰堤にて(長野県上松町)