2004/07/26

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日台砂防技術交流「2004台日治山防災與環境生態研討會」の開催(報告)


 2004年7月6日(火)、台湾行政院農業委員会・行政院農業委員会水土保持局・國立中興大學・中華水土保持局の主催で「2004台日治山防災與環境生態研討會」が中興大學(台中市)において開催された。このシンポジウムに日本から岩手大学農学部農林環境科学科 井良沢道也助教授、神奈川県砂防海岸課 木下幸夫課長代理、(社)全国治水砂防協会事業本部 阿部宗平次長の3名が参加、日本の環境砂防の現状と課題、施工事例、施設計画と設計法について発表した。
 折しも台風7号(敏督利台風)の影響による7月2日から5日までの豪雨で、台中県、南投県を中心に土石流等の土砂災害が各地で発生したため、急遽、土砂災害等に関する情報を収集するとともに烏石坑、観音坑及び大甲渓流域などの被災現場を視察し、意見交換を行った。

大安渓との合流部付近における烏石坑渓の土砂堆積状況と除石作業(2004年7月9日撮影)