2022/8/5
TOPICS

「第9回 土砂災害対策実務者講習会」~土砂災害と危機管理~
開催される

 8月2日、砂防会館別館シェーンバッハ・サボーにおいて、当協会主催、国土交通省後援による「第9回土砂災害対策実務者講習会~土砂災害と危機管理~」を開催しました。
 昨年同様、参加者を会員市町村、都道府県および国関係の職員に限定し、109名の参加者による開催となりました。会場では、入口での消毒・検温等の実施、受付・会場内にアクリルパネルを設置するなど、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した上で開催いたしました。

 開会にあたり、当協会の大野宏之理事長が挨拶を行い、次に国土交通省の三上幸三砂防部長から来賓のご挨拶をいただきました。

 講演では、最初に京都大学防災研究所の藤田正治教授から「激甚化する大規模土砂災害に挑む」と題して、豪雨や地震に伴う大規模土砂災害の実態と、シミュレーション技術を活用した現象に即した情報提供の重要性などについてご講演をいただきました。

 続いて、広島県海田町総務部防災課の二階堂心主任からは「平成30年7月豪雨における土砂災害と避難行動の実態」と題して、聞き取り調査による住民の避難行動の実態と土砂災害警戒避難の課題についてご講演をいただきました。

 最後に、国土交通省砂防部保全課土砂災害対策室の後藤健課長補佐からは「最近の土砂災害の実態と応急対策」と題して、昨年発生した土砂災害の概要とともにTEC-FORCEの派遣、災害関連緊急事業など発災直後からの一連の対応について、最近の事例などを踏まえてご講演いただきました。

 当協会では今後とも皆様方のご指導、ご意見をいただきながら充実した内容の講習会を目指してまいります。次回も皆様のご参加をお待ちしております。
 
 
 大野 宏之
全国治水砂防協会 理事長
   三上 幸三
国土交通省 砂防部長

 藤田 正治
京都大学防災研究所 教授
二階堂 心
広島県海田町総務部防災課 主任
 後藤 健
国土交通省砂防部保全課 課長補佐
 
 会場入口の受付では、消毒液、検温カメラ、
アクリルパネル等を設置いたしました
   講演台・座席にはアクリルパネルを設置し、
サーキュレーターによる換気を行いました
 
多数のご参加、ありがとうございました。