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当協会では、10月10日から11日にかけて、全国の会員市町村長を対象とした「第9回 砂防現地視察と討論会」を、宮城県丸森町及び蔵王町において開催いたしました。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2019年広島県呉市での開催以来、4年ぶりの開催となり、開催地である丸森・蔵王の両町長を併せて総勢26名の市町村長にご参加いただきました。 10月10日（火）、令和元年東日本台風により大きな被害が発生した丸森町・五福谷川の遊砂地工視察では、堀井一保国土交通省宮城南部復興事務所長に災害と復旧の状況をご説明いただき、蔵王町・松川の火山砂防事業視察では、熊谷滋雄宮城県大河原土木事務所長に事業内容をお話しいただきました。参加市町村長からも工事の工夫点等について熱心に質問が行われるなど、時折小雨がぱらつくすっきりとしない天候にも負けない活発な意見交換となりました。 視察後の討論会では、当協会の大野宏之理事長からの主催者挨拶に続き、草野愼一国土交通省砂防部長、成田秋義東北地方整備局河川部長、伊藤哲也宮城県副知事からの来賓挨拶が行われ、その後、保科郷雄丸森町長、村上英人蔵王町長、堀井宮城南部復興事務所長、鈴木善友宮城県防災砂防課長から令和元年東日本台風災害に関する話題提供が行われました。続いて総合討論が行われ、災害発生時の警戒避難体制の状況や改善点、砂防施設の効果、火山監視施設の必要性、地域振興に寄与するダイナミック砂防などの話題で、予定時刻を超過するほどに活発な意見交換が行われました。 11日（水）は、蔵王山頂付近の火山噴火監視施設の視察を行い、五十嵐祥二国土交通省新庄河川事務所長にご説明いただきました。前日と打って変わって、蔵王の御釜全体をはっきりと見渡せるほど晴れ渡りましたが、強い風が絶え間なく吹きつけ、体感としては真冬のような寒さでした。 今回の開催にあたりまして、国土交通省東北地方整備局、宮城県、丸森町、蔵王町の関係機関の皆様に多大なるご協力を賜りました。ここに厚く御礼申し上げます。 |
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| 蔵王町・松川火山砂防事業の視察 |
蔵王山頂付近の火山噴火監視施設の視察 |
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| 討論会（於：蔵王町 アクティブリゾーツ宮城蔵王） |
