2024/8/30 |
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森山会長の名代として大野理事長、 能登半島地震被災地お見舞いと視察 |
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令和6年8月27日、森山裕会長の名代として、大野宏之理事長が能登半島地震により甚大な被害を受けた、石川県珠洲市、能登町、輪島市、穴水町、志賀町、七尾市各々の庁舎を訪れ、災害に対するお見舞いと協会の全面的な支援をお伝えし、珠洲市、輪島市の災害現場を視察しました。この日は能登半島上空の機内から多数の山崩れを確認しながら、のと里山空港に到着しました。 訪問させて頂いた6市町では、泉谷満寿裕珠洲市長、大森凡世能登町長、坂口茂輪島市長、宮崎高裕穴水町副町長、佐藤豊穴水町議会議長、稲岡健太郎志賀町長、茶谷義隆七尾市長に面会し、被災と現状、支援への感謝、復旧・復興への思いを伺う事ができました。 これまでの災害対応を振り返り、人命救助、捜索活動、生活支援や復旧活動などの段階毎に様々な課題があり、息つくひまなく対応に尽力してきたとのお話しがあり、特に、技術系職員が少なく、TEC-FORCE(国土交通省緊急災害対策派遣隊)による迅速な被災状況の点検など国や県からの支援が必要不可欠であったことや、甚大な被害への対策として国による事業や、宅地擁壁の崩壊防止対策の特例措置などに対する感謝の気持ちを述べられました。また、裏山のがけ崩れのため、いまだ避難指示を継続している地区もあり、山々に囲まれた能登半島では、今後の台風など大雨による災害に備え、国土強靭化を図る予算が必要であること、さらに、能登のお祭りや漆塗りなど伝統文化を途絶えさせないためにも、今後も復旧・復興に向けて長期的に取り組んでいく必要があるとの思いを伺いました。 また、移動途中で視察した2つの災害現場において、再度災害防止に向けた取り組みが着実に進められている事を確認することができました。珠洲市宝立町宗玄地区の災害現場では、石川県奥能登土木総合事務所の寺田龍彦所長らの案内により、がけ崩れによる人家や酒蔵の被災状況と施行予定の復旧工事を視察しました。また、輪島市市ノ瀬地区の災害現場では、令和6年2月16日に設置された国土交通省北陸地方整備局能登復興事務所の本田正和工務第一課長の案内により、尾根から崩れた大規模な地すべりによる甚大な被害と、川を堰き止めて出現した湛水池の水位を低下させる仮排水路工事を視察しました。 さらに、中能登土木総合事務所の宮村雅之所長には、管内の志賀町、七尾市の被災状況等について、車中にてご説明頂きました。 今回の能登半島の被災地お見舞いと視察では、被災地の珠洲市、能登町、輪島市、穴水町、志賀町、七尾市をはじめ、国土交通省北陸地方整備局能登復興事務所、石川県土木部砂防課、奥能登土木総合事務所、中能登土木総合事務所の関係者の皆様には大変お世話になりました。なお、当協会の城ヶア正人技術顧問も同行いたしております。 |
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のと里山空港に向かう機内から見られた多数の崩れた山肌 |
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泉谷満寿裕 珠洲市長へ |
大森凡世 能登町長へ |
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坂口茂 輪島市長へ |
宮崎高裕 穴水町副町長(中央)へ |
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稲岡健太郎 志賀町長へ |
茶谷義隆 七尾市長へ |
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珠洲市宝立町宗玄地区の現場視察 |
輪島市市ノ瀬地区の現場視察 |
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