2024/11/7

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「第10回 砂防現地視察と討論会」を開催

10月31日(木)〜11月1日(金)、場所:長野県茅野市、岡谷市、松本市


 茅野市下馬沢川に施工中の砂防堰堤を視察
  
 当協会では、10月31日から11月1日にかけて、全国の会員市町村長を対象とした「第10回 砂防現地視察と討論会」を、長野県茅野市、岡谷市、松本市において開催いたしました。
 開催地である茅野・岡谷の両市長をあわせて総勢25名の市町村長にご参加いただきました。

 10月31日(木)、平成18年7月豪雨により大きな被害が発生した岡谷市・小田井沢川の災害復旧現場視察では、被災当時の岡谷市職員の方に当時の災害状況やその後の対応をご説明いただき、令和3年9月に土石流が発生した茅野市・下馬沢川の砂防堰堤施工現場視察では、長野県諏訪建設事務所の方々に事業内容をご説明いただきました。
 11月1日(金)は、松本市内にある牛伏川のフランス式階段工を視察し、長野県松本建設事務所の方々にご説明いただきました。
 いずれの現場においても、参加市町村長から現場の職員の方々に熱心に質問されるなど、至る所で活発な意見交換が行われていました。

 初日の視察後に行われた現地討論会では、当協会の大野理事長からの主催者挨拶に続き、草野愼一国土交通省砂防部長、関昇一郎長野県副知事からの来賓挨拶が行われ、その後、今井敦茅野市長、早出一真岡谷市長、吉村元吾長野県建設部参事兼砂防課長から平成18年災害や令和3年災害、長野県の砂防事業に関する話題提供が行われました。続いて総合討論が行われ、事前の防災対策や自主避難に繋げるための防災教育、砂防堰堤の維持管理、災害対策における部局間連携などの話題で、予定時刻を超過するほどに活発な意見交換が行われました。
 また、この討論会には、国土交通省天竜川上流河川事務所の吉田桂治所長にもご参加いただき、積極的に議論に加わっていただくことができました。

 一週間前には天候があまり良くない予報が出ており、関係者一同大変心配しておりましたが、ふたを開けてみると二日間とも天候に恵まれ、清々しい気候の中で現場の視察を行うことができました。
 今回の開催にあたりまして、長野県、茅野市、岡谷市、松本市の皆様に多大なるご協力を賜りました。ここに厚く御礼申し上げます。


岡谷市小田井沢川復旧現場を視察  牛伏川フランス式階段工を視察
 

 
 
討論会の様子(於:茅野市内)