「平成11年度雪崩防災シンポジウムの開催」および
「平成11年度雪崩災害防止功労者表彰」について

建設省記者発表資料 平成12年1月17日


平成12年1月17日
砂防部傾斜地保全課

1.開催趣旨

 国土の面積の半分以上が「豪雪地帯」に指定されている我が国では、雪崩が山間部の住民にとって大きな脅威になっており、毎年のように雪崩による犠牲者が出ているとともに生活面においての支障も少なくありません。

 谷川連峰を控える群馬県水上町は、雄大な山の美しさ、豊富な温泉、純白な雪と自然に恵まれ、ウインタースポーツ・温泉などの施設が整備され、レジャー拠点として発展していますが、一方では雪崩等による災害の危険性も含んでおります。

 そこに住む人々は、自然の恩恵と危険にどう対処しているのかなどを話題に、ビジョントークを通じて、雪崩災害防止に対する国民の理解と関心を深め、雪崩による人命、財産の被害の防止に資することを目的に「平成11年度雪崩防災シンポジウム」を山と雪の温泉郷群馬県利根郡水上町で開催します。

2.内  容


 テーマ  「自然の恵みを守り、安全を支える」
 開催日時 平成12年1月27日(木)〜28日(金)
 会場   群馬県利根郡水上町・水上町観光会館
      群馬県利根郡水上町湯原455番地/TEL:0278−72−2635
 主な内容 
 1月27日(木)「平成11年度雪崩防災シンポジウム」(無料)

〇雪崩災害防止功労者表彰(下記資料)

    
○ビジョントーク
テーマ「自然の恵みを守り、安全を支える」
コーディネーター: 山田美也子(文化キャスター)
パネリスト: 新田隆三(信州大学農学部教授)
山崎俊一((財)日本自動車研究所主任研究員)
荻原次晴(元ノルデック複合代表選手)
馬場保男(沼田警察署谷川岳警備隊長)
腰越孝夫(水上町長)
コメンテーター: 池谷 浩(建設省砂防部長)
      

 1月28日(金)現地見学会
         群馬県利根郡水上町芦間地区(雪崩対策事業実施箇所)
 
(資料)平成11年度雪崩災害防止功労者表彰について

雪崩による災害防止に関して顕著な功労があり、他の模範として推奨に値すると認められる個人又は団体を表彰し、もって雪崩災害防止に寄与することを目的に平成11年度雪崩防災週間実行委員会において雪崩災害防止功労者表彰制度の創設が決定されました。

 制度創設初年度は、以下の6名を表彰することに決定いたしました。表彰は平成12年1月27日(木)群馬県水上町で開催の「平成11年度雪崩防災シンポジウム」にて雪崩防災週間実行委員会会長建設省砂防部長から行います。


1.雪崩災害防止功労者表彰者
  個人

  (1)新田 隆三(長野県)(信州大学教授)
  (2)吉野 裕 (群馬県)(民宿経営)
  (3)中嶋 哲治(群馬県)(会社員)
  (4)中島 明男(群馬県)(国家公務員)
  (5)和田 泉 (群馬県)(会社員)
  (6)板橋 裕也(栃木県)(会社員)


2.表彰者功績概要

(1)1)氏 名  新田隆三(ニッタリュウゾウ)
2)現住所  長野県上伊那郡南箕輪村8304 大学宿舎302
3)功績概要  長年にわたり我が国の雪崩防災教育の発展に貢献するとともに、雪崩防災に資する学会活動、著書等を通じて実践的雪崩学の普及・発展に貢献した。

(2)1)氏 名  吉野裕(ヨシノユタカ)
2)現住所  群馬県利根郡水上町藤原2915
3)功績概要 平成8年4月群馬県利根郡水上町藤原地内において雪崩が発生した際、危険を顧みず身を挺して人命の救助にあたり、雪崩に巻き込まれた人を救出した。

(3)1)氏 名  中嶋哲治(ナカジマテツジ)
2)現住所  群馬県利根郡水上町藤原3804−2
3)功績概要 上記(2)3)に同じ

(4)1)氏 名  中島明男(ナカジマアキオ)
2)現住所  群馬県利根郡水上町藤原5531
3)功績概要 上記(2)3)に同じ

(5)1)氏 名  和田泉(ワダイズミ)
2)現住所  群馬県沼田市白岩町43−6
3)功績概要 上記(2)3)に同じ

(6)1)氏 名  板橋裕也(イタバシユウヤ)
2)現住所  栃木県下都賀郡壬生町藤井1825−2
3)功績概要 上記(2)3)に同じ




 
問合せ先

TEL03-3580-4311(代表)  03-5251-1887(直通)
建設省砂防部傾斜地保全課
課長補佐 栗原 淳一(内線3484)

 

建設省河川局記者発表一覧ページへ