2007/2/13

TOPICS
2006日・台砂防共同研究
「大規模土砂災害に関する検討会」の開催



 日本と台湾との砂防共同研究は、1989年から現在までの17年間にわたって継続しており、毎年相互訪問することによって現場に立脚した討議が続けられています。
 今回、2007年2月4日〜10日の間、台湾からの陳志清・南投縣政府副縣長・中華防災学会栄誉理事長他4名の来日にあわせて、東京及び宮崎において、「大規模土砂災害に関する検討会」を開催しました。
 東京においては、蔡光榮屏東大学教授から「土石流運行行為之動態模擬分析」、日本からは国土交通省砂防計画課巖倉啓子課長補佐、当協会大久保駿理事長より日本の土砂災害対策についての講演、そして意見交換を行いました。
 宮崎においては、平成17年の大規模な土砂災害発生現場である鰐塚山別府田野川等の視察を行いました。その後、宮崎市内において、陳禮仁中華防災学会秘書長から「2006臺東龍泉渓堰塞湖調査緊急與應變對策」、鹿児島大学下川悦郎教授から「大規模降雨と土砂災害」、野辺俊宏宮崎県砂防ボランティア砂防協会副会長からボランティア活動について話題提供及び意見交換がありました。
 2005年3月、福岡市の玄界島で発生した地震の被災現地も視察しました。
 詳細については、「砂防と治水176号」(平成19年4月発行予定)で報告します。

(社)全国治水砂防協会・大久保駿理事長の講演風景
検討会会場(宮崎市内)において、調査団を囲んで記念撮影